チョウセンカクレミノ(ファンチル)は少なくとも1000年以上の
歴史を持つ韓国固有の樹種です。
それにも関わらず200年もの間絶滅したと思われていたが、
最近になって全羅南道地域で自生地が発見され関心が集まりました。
朝鮮時代にはファンチルが百姓に苦悩を与える悪い木
だと考えられるようになりました。
古文献にファンチルにまつわる当時の現実が書かれていました。
「貢物として指定され毎年持って行かれ、下級官も防ぐことはできず、
百姓たちはその木を悪木と呼び、
夜になると斧を持って密かに切ったという」
そんな中、済州島、莞島、甫吉島などにあったファンチルは
少しずつ忘れられていきました。
そして21世紀になってその神秘的な姿をまた現しました。